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【第50回】美しい収納と魅せる技!リビングと子供部屋収納の秘訣

暮らしのお悩みベスト3に入るのが『収納』。老若男女問わず、全ての世代に共通するお悩みです。家族の集まるリビングに、いつの間にか増えてしまうお子さんのおもちゃや学習用品、雑誌やDM。「スッキリとした暮らしをしたいのに、こんなはずじゃなかった・・・。」という方も少なくないはずです。
 今回のコラムは『リビングと子供部屋収納』、ご家族の皆さんが快適でリラックスできる暮らしの秘訣についてご紹介します。

【1】「リビング」は片付かない場所の上位にランクイン

 皆さんのお宅で片付かない場所はどちらですか? 近頃、様々な雑誌やサイトの「収納のお悩みランキング」で常に『リビング』が多くあげられており、家族が集まり長い時間を過ごすため、問題も多いようです。

  • ・リビングは家族皆が集う場所なのに、物が散乱していてリラックス出来ない・・・。
  • ・不意の来客の際には慌てて片付ける事になってしまう・・・。
  • ・気になって片付けても直ぐに散らかってしまう・・・。

これはストレスですよね?リビングが散らかりやすい原因は3つあります。

リビングが片付かない原因

1.家族皆が使う物の場所が決まっていない
新聞・リモコン・薬・文房具など家族みんなで共有するものが混在してしまう。
2.私物を置きっぱなしにしている
おもちゃ・雑誌・洋服・バッグなど家族皆の私物が溢れている。
3.あまり使わないモノをしまっている
古い雑誌や年賀状、今はない家電の取扱説明書、古い病院薬、整理されていない大量の写真など、使っていないモノをしまっている。
 

【2】リビングの魅せる収納の技

 収納場所はお子さんの年齢も考慮する必要があります。乳幼児~小学校低学年まではリビングで遊んだり、ダイニングで勉強する方がお母さんの目が行き届いて安心です。ただし、おもちゃコーナーや学習コーナーなどお子様スペースを確保して、パブリックコーナーと分ける事をお薦めします。コーナーを分けることで、お子さんが自分で片付ける生活習慣が身に付きます。ママだけじゃない、家族全員で片付けが出来るリビング収納、ちょっとお洒落で素敵なリビングの秘訣、【しまう収納】と【魅せる収納】をご紹介します。

しまう収納

ポイント①:良く使うモノは家族皆が取り出しやすい場所に収納する

文房具や電池、薬や爪切り、耳かきなど、家族皆で共有する使用頻度の高いモノは取り易く、戻しやすい収納を心掛けます。小さいものや細かいものは浅い引出しに種類毎に分けておきましょう。

ポイント②:あまり使わない物は別の場所へ移動する

長期保管する書類やストック品、思い出の品は、比較的に奥や高い場所に収納したり、別の場所への移動を考えます。リビング収納の中は本当に良く使うモノだけにします。

ポイント③:種類毎に収納用品でまとめて、ラベルを付ける

棚や引き出しの中を収納用品で仕切り、見つけ易いようにラベルを付けます。収納用品から溢れたら、見直しのサインです。

▲リビングの壁面収納
▲リビングの書類収納

魅せる収納

ポイント①:出し入れしやすいオープン収納にする

お子さんのおもちゃや絵本・学習教材は出し入れし易いオープン収納が向いています。一目瞭然なので、お子さんも自分で片付け出来る収納です。

ポイント②:インテリア性も考慮して収納用品を選ぶ

収納用品はサイズやカラーなどテイストを合わせ、他の家具とのバランスも考慮してみましょう。モチベーションがアップして、綺麗な状態を維持したくなります。

ポイント③:思い出のモノは飾ってみる

お子さんの作品やコレクションは溜め込まず、飾ってみましょう。時々交換しながら成長を楽しんで見て下さい。大人のコレクションを飾るコーナーも生活に潤いを与えてくれます。

▲おもちゃのオープン収納
▲食器のディスプレイ収納

【3】使いやすい子供部屋収納のコツ

 小学校高学年になると学校の宿題も増え、家庭学習の時間が増えます。中学受験の準備で塾へ通うお子さんもいて、集中して勉強する環境が必要になってきます。ちょうど、この頃が子供部屋で勉強するタイミングですね。中高校生になると部活と勉強の両立が求められ、高校受験や大学受験に向けて計画的で効率の良い学習も必要になります。年齢別に使いやすい子供部屋収納のポイントをお伝えします。

小学校高学年

ポイント①:勉強コーナーをしっかり作る

学習教材が全てまとめて揃うコーナーを作ります。兄弟姉妹がいる場合でも家具で間仕切りをすれば個人スペースが出来ます。

ポイント②:遊びのコーナーを1箇所にまとめる

リビングにあるのはTVゲームや家族で遊ぶゲーム位にして、子供部屋で管理するようにします。1箇所にまとめて、遊びコーナーを作ります。

ポイント③:成長に合わせて収納を見直す

学習教材もおもちゃやゲームも成長に合わせて見直します。勉強コーナー、遊びのコーナー共にコーナーの中に納まるように、毎年3月に見直すのがお勧めです。

▲遊びのコーナー
出典:roomclip http://roomclip.jp/photo/kAWc
▲勉強のコーナー
出典:locari https://locari.jp/posts/66903

中高校生

ポイント①:目的別にレイアウトする

学習コーナー、着替えコーナー、睡眠コーナーというように部屋をコーナー別に分けて使用します。集中的に勉強する事が大事な時期です。モノが散乱しない様に床置きを無くして、各コーナーに収まるようにします。

ポイント②:趣味のコーナーを作る

あえて趣味のコーナーも作っておきましょう。決まったスペース内に収まるように意識することが大切です。

ポイント③:PC環境を整える

学校でPC教育が始まりますので、家庭でのPC利用をどこでするのか、話し合っておきましょう。

▲趣味のコーナー
出典:roomclip http://roomclip.jp/photo/kAWc
▲PCのコーナー
出典:pinterest http://pin.it/F9Lwgd8

 ここまで、リビングと子供部屋の収納についてお伝えしてきました。住宅展示場では様々な家族構成の暮らしを再現しています。お子さんのいる想定の展示場では、インテリアだけでなく収納のヒントが沢山あります。リビング収納や子供部屋収納を是非ご覧になって下さい。住宅メーカーの担当者に、収納のセミオーダーが出来るかどうか確認してみましょう。とても参考になるはずです。

 

監修・情報提供:鷲谷 直子 (整理収納アドバイザー)
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本記事はネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
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