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【第79回】 猫も人も喜ぶ!ペットと暮らす注文住宅

 ストレス社会で生きる現代人を癒してくれるペットは、もはや私たちの暮らしには欠かせない存在です。今やペットの飼育頭数は子どもの数を上回っているといわれ、なかでも昨今は猫の飼育頭数は犬と比べて増加の傾向にあります*。そこで、今回は完全室内飼いが前提となってきた猫と暮らす、快適な家づくりについてご紹介しましょう。

全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会調べ)

【1】ペット(猫)の行動パターンを学ぶ

 猫が人間と暮らすようになったのは、一説にはネズミの駆除が始まりといわれています。本来、獲物を狩ることで生きてきた猫は、バランス感覚の良さに加え、柔軟性と瞬発力にも優れており、上下移動を好む動物です。水平移動する犬とは行動パターンは異なり、猫との共生住宅には空間全体を使った工夫が求められます。

 猫が自由にのびのびと過ごせる場所を確保することはもちろんですが、猫が本来備えている狩りの欲求を満たせるように身を潜める隠れ場所なども用意してあげましょう。また猫の嗅覚や視覚に刺激を与えるため、たとえば、外が見える場所、風の通る半屋外などに猫用のスペースを設けてもいいでしょう。ただし、開口部にはしっかりした網戸を設けるなど、猫の脱走防止対策は十分に配慮してください。

【2】猫が喜ぶ家づくりのポイント

 先に紹介した通り、猫と楽しく暮らすためには空間全体、家全体での工夫が必要となります。最近は完全室内飼育によって運動不足になりがちな猫もいるので、上下運動できる階段やステップがあると運動不足解消に役立ちます。窓近くに猫用のステップを設けてあげると、運動不足の解消と共に、外の景色を眺めたり、風を感じられたりと、家の中にいながら外と緩やかに繋がれます。
 猫用のステップを取り付ける際の注意点として、壁の下地材の有無を確認しましょう。せっかく壁にステップを取り付けても下地材が無いため、猫の荷重に耐えられないということもありますので、建物の構造をしっかり把握しておく必要があります。最近はペット共生住宅を提案しているハウスメーカーも増えていますので、事前に相談・確認するといいでしょう。

提供元:大建工業株式会社 ねこステップ

 また、猫は高いところにいると安心できるという特性があるので、人よりも高い位置に猫がくつろげるスペース、たとえば、棚やキャットウォークなどを設けると猫のストレス軽減に役立ちます。反対に低めの場所に身を隠せるスペースを設けるのも有効です。この際に注意したいのが、温度や日当たりの良さ。猫は快適な温度に敏感な動物なので、季節や気温、そして気分に応じて選べる場所を複数用意しておくといいかもしれません。
 人が快適に過ごすための動線と、猫が快適に過ごすための動線は少し異なります。普段の猫の行動パターンをじっくりと観察し、愛猫にあった間取りを考えてみましょう。

【3】ペット共生(猫)にオススメアイテム

 猫との暮らしで直面する問題点として、猫の爪とぎで室内や家具などに傷がついたり、排泄物の臭い、清掃性、冷暖房効率の低下などがあげられます。それらに対応する建材も登場しているので、設計プランの検討と合わせて適した素材を選びましょう。

提供元:大建工業株式会社 ハピアウォールハードタイプ(左)、ペット壁内くぐり戸(右)

 たとえば、猫の爪とぎ対策としては、ひっかき傷に強い床材や壁材を選ぶこと。壁一面でなくても、猫が立ち上がって前足が伸ばせる範囲だけでも強い壁面材を選んで貼るといいでしょう。また排出物の臭い対策には、事前にトイレを設置する場所を決めておき、その近くに換気扇を設けたり、消臭機能ある壁材を選ぶことで和らげることができます。さらに清掃性の高い床材や壁材を選べば、普段のお掃除も格段に楽になります。室内を自由に行き来する猫のために猫用くぐり戸を設けるのもおすすめ。最近は猫用ドアも軽くて性能も優れているので、猫がよく行き来する部屋のドアに取り付けて、夏や冬の冷暖房効率の低下を防ぎましょう。

 猫のストレスを解消することは、人間のストレスの軽減にも繋がります。どちらも快適に暮らせる住まいづくりにチャレンジしてみましょう。住宅展示場では、ペットと暮らすための工夫がされた家づくりを実際にご覧いただけるモデルハウスもあります。ぜひ、実物を見てペット共生のヒントを探してみてください。


取材協力:大建工業株式会社


監修・情報提供:フリーライター 石倉 夏枝
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本記事はネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
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