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【第55回】楽しくお料理のできる効率的な家事動線!使いやすいキッチン収納の秘訣

スタイリッシュで魅力的なキッチンが増えるなか、なにを優先してキッチンを選びますか?
最新設備やきれいな扉のカラーなど気になるキッチンを見つけたら、自分にとって使いやすい収納なのか具体的に考えることも大切です。
 理想のキッチンを維持するために、押さえておきたい3つのポイントと片付かない問題の解決策をご紹介します。毎日のお料理が楽しくなるキッチンにしましょう。

出典:TOTO
http://www.toto.co.jp/products/kitchen/crasso/

【1】キッチン収納の極意

 いろいろな物を収納するキッチン。使いたい物を取り出しやすく、誰もが一目で分かる様に収納すれば、家族みんなが困ることなく使えます。忙しいからこそ家事効率を考えた動線と、出し入れのしやすさが大切です。全ての物が収まる収納が決まっていれば、常に片付いたキッチンが維持できます。

①使うところに使う物を収納

 何処に何を収納すれば、キッチンを歩きまわらなくてもいいのか考えて収納場所を決めていきます。シンク下には、水を使うボール・ザルを収納。コンロの下には、調味料やフライパンなどを収納すれば効率よく料理ができます。

②出し入れしやすい

 片手でサッと取り出せる収納。これを意識すると戻すときに楽なので常に片付いた状態が維持できます。違う種類のお皿が重なっていると、下のお皿は片手で出せないため使わなくなる傾向にあります。

③一目で分かる収納

 引出しは上から見て全てが見えるように収納。開き戸は、正面から見て全てが見えるように収納。棚の奥行きは、入れるものに合わせて浅い方が使いやすいです。
 どうしても奥行きのある吊戸棚には、吊戸棚ストッカー等の収納用品を使うことで奥の物まで取り出しやすくなります。収納用品にいれる時は、ラベルをつけて何が入っているのか分かる様にします。

【2】なぜ?片づかない?問題点と解決方法

 キッチンの収納スペースが整理できない方は半数以上の約58%、スペースが足りないと思っている方も半数に近い約47%という調査結果が出ています。多くの主婦が悩まれているキッチンに関する悩みごとは、持っている物の量を見直すことでほぼ解決できます。
 また、約76%の方があげた食事の後片付け。こちらも、一見関係ないことのようですが、必要以上の物を持っていると、戻しづらいため後片づけが面倒に感じます。

1.キッチン収納の極意
出典:生活者意識調査 パナソニック 2013年 【調査目的】主婦のキッチンや料理などに関する意識・実態の把握

①片づけが面倒な方は・・・

 お料理をしながら使った物を戻していけば、料理の完成と同時に片付きます。ギュウギュウに詰め込まれていては戻す場所も決まらない為、余裕を持った収納にしましょう。

②収納スペースの整理ができない方は・・・

 収納を考える前に、持っている物を全部出して整理することが必要です。整理する時は、同じカテゴリーの物、一緒に使う物など、頻度に合わせてグループを作っていきます。例えば、食品でも、乾物、調味料、麺類、お菓子、粉ものなどに分けて、カゴや収納用品を使って分けた状態を維持します。

③収納が足りないと思っている方は・・・

 買ったりもらったりと、どうしても物は増えやすいため、使わない物を定期的に処分しなければどんなに収納を作っても足りなくなります。
 生活に必要な物の数を意識することは、物を減らすために大切なことです。タッパーの数、食器の数、多く持ちすぎていませんか。いくつあれば生活できるか見直してみましょう。

【3】収納しやすいキッチンと機能とは

 各メーカーのカタログを見ると、気になる機能がいろいろあります。自分の家にある物を何処にどう収納すれば使い勝手がいいのかシミュレーションしてみます。炊飯器、ポット、トースター、コーヒーメーカー、電子レンジとよく使う家電がいくつもある場合は、家電全てが収まるキッチンを選びましょう。

出し入れがスムーズな立体収納タイプ

 引出し収納は、深すぎると重ね置きになって使いづらくなります。引出しの中が2段に分かれているタイプは、入れる物の高さに合わせ収納できるので使い勝手がとてもいいです。

足もとまでフルに使える収納タイプ

 土鍋やコンロ、ホットプレート、重くて使用頻度の低い物を収納するのにとても便利な場所です。食品なら、瓶や缶づめなど重い物もこちらへ収納すると取り出しやすいです。

出典:クリナップssフロアーコンテナ
https://cleanup.jp/sp-ss/img/storage/floor_pic.jpg

足もとまでフルに使える収納タイプ

 日常は取り出しやすい高さに降ろして使える電動式は、キッチンの上に出したままになりがちな調味料などを入れておけばスッキリ片付きます。身長の低い方、キッチンに収納する場所が少ない方におすすめ。手動式ではなく電動式が使いやすいです。

出典:TOTO ウォールキャビネット
http://www.toto.co.jp/products/kitchen/crasso/parts/wall-cabinet.htm

 キッチンは、背面収納も含めどこに何を収納すればいいのかトータルで考えます。家電の多い方、食器が趣味の方など暮らし方によって必要と思えるものは様々です。
 キッチンを選ぶ際は、実際に住宅展示場へ行って、ご家族の生活をイメージしながら実物を確かめてみましょう。
 

監修・情報提供:川島マリ(住宅収納スペシャリスト)
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本記事はネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
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