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【第146回】【1月特別号】総合住宅展示場に行くメリットとは?注意点や事前準備のポイントを解説

新築で注文住宅を建てるとき、多くの方が足を運ぶ総合住宅展示場。しかし、近年は不動産紹介企業や住まいづくりのポータルサイトなどが行っている住宅に関する相談窓口・相談所なども増えており、さまざまな方法でアドバイスをもらえるようになりました。

そのため家を建てる際に「わざわざ住宅展示場に行く必要はないのでは?」と考える方もいるかもしれません。

本記事では、住宅展示場に行くメリットや失敗しない事前準備のポイント、相談窓口との違いなどを解説します。住宅展示場に行くべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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総合住宅展示場とは

総合住宅展示場は注文住宅での家づくりを検討している方にとってさまざまなメリットがある場所です。はじめに、住宅展示場とはどのような場所で、どのような体験ができるのかを解説します。

総合住宅展示場ってどんなところ?

総合住宅展示場とは、複数のハウスメーカーや工務店がモデルハウスを出展している展示施設です。住宅展示場に行くと、さまざまなハウスメーカーの住宅を見学でき、家づくりに関する最新情報が手に入ります。メーカーが自社の住宅のみ展示するモデルハウスやインテリア・設備のみを扱うショールームと異なり、1カ所で複数メーカーの住宅を比較・見学できるのが大きなメリットです。

住宅展示場は事前の予約なしでも見学可能で、住宅の購入予定が数年先の場合も見学だけでも受け付けています。家づくりに興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

注文住宅の相談窓口や相談所とは

近年は、さまざまな企業が以下のような形で注文住宅の相談窓口や相談所を提供しています。

  • 不動産会社などの店舗・出張形式での住宅相談窓口・相談所
  • 不動産ポータルサイトなどのオンライン・電話での相談サービス

相談窓口・相談所では対面で話を聞いてもらったり、インターネット上でやり取りをしたりして家づくりに関する疑問や悩みを相談できます。住宅展示場と異なり、直接モデルハウスを見るわけではありませんが、第三者の声を聞いて参考にできます。

総合住宅展示場に行くメリット

総合住宅展示場に行くメリットは、主に以下の4つが挙げられます。

  • 複数の建築会社のモデルハウスをまとめて見学できる
  • 実物を体感して理想の住まいがイメージしやすくなる
  • イベント・特典が充実している
  • 実際の家づくりに携わっている担当者と家づくりの相談・情報収集ができる

それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。

複数の建築会社のモデルハウスをまとめて見学できる

複数のハウスメーカー・工務店が手がけるモデルハウスをまとめて見られるため、各社が建てる家を比較しやすいのは住宅展示場の大きなメリットです。

短時間でさまざまなモデルハウスを一度に見学できるため、各社の特徴や強みなどの違いもわかりやすく、希望や好みに合った建築会社が見つかる可能性が高くなるでしょう。どのハウスメーカーを選べば良いのか迷っている方こそ積極的に、住宅展示場のモデルハウスに足を運んでみるのがおすすめです。

実物を体感して理想の住まいがイメージしやすくなる

モデルハウスを見学することで、実際の住まいがイメージしやすくなるのも住宅展示場のメリットです。住宅展示場で実物のモデルハウスに触れれば、カタログやホームページの写真だけではわからない細かな部分まで確認できます。

建材や構造、住宅の設備・性能など、又は各居室の採光や風通し、キッチン設備などの高さや広がりなどハウスメーカーごとのこだわりも比較できるため、自分がどのような住宅を建てたいか明確になるでしょう。さまざまなモデルハウスを巡りながら、理想とするマイホームのイメージを掴んでいってください。

イベント・特典が充実している

住宅展示場では来場者に向けて、大人だけでなく子どもも楽しめるイベントや特典を用意しています。お菓子がもらえたり、抽選会やキャラクターイベントが開催されたりするため、週末の家族のお出かけとしてもぴったりです。大人向けにも、事前予約での景品サービスなどがあるためチェックしてみてください。

また、住宅に関する相談会やセミナーも実施しており、建築士やファイナンシャルプランナーなど家づくりのプロから、直接話を聞いたり質問したりすることが可能です。

家づくりの相談・情報収集ができる

住宅展示場では、各ハウスメーカーや工務店の営業担当者が常駐しているため、家づくりに関する相談が気軽にできます。営業担当者と一緒にモデルハウスの説明を聞きながら、都度疑問点を質問できます。住宅の設備・性能やアフターフォローなど、営業担当者ならではの丁寧で詳しい情報が聞けるでしょう。 また、住宅関連の情報に関しても気軽に教えてもらえます。例えば、資金計画(住宅ローンなど)や税金、補助金などの情報・収集や、建築したい土地を探してもらったりと、住まいづくりに関することがすべて相談できます。

会場によっては相談会やセミナーを実施している場合もあるため、家づくりでの悩みやわからない部分がある方は、住宅展示場を利用してみるのも一つの方法です。

注文住宅の相談窓口や相談所のメリット

不動産会社や住宅情報ポータルサイトなどが実施している注文住宅の相談窓口や相談所には、以下のようなメリットがあります。

  • 中立的な立場でのアドバイスがもらえる
  • おすすめの登録ハウスメーカーを教えてもらえる

それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。

中立的な立場でのアドバイスがもらえる

相談窓口や相談所では、お客様と住宅メーカーの間に立って、第三者視点からのアドバイスをもらえます。ハウスメーカーや工務店の営業担当者だと、どうしても自社の住宅を勧めがちになるため、客観的な情報が欲しい方は相談窓口や相談所を利用してみるのも良いでしょう。

おすすめのハウスメーカーを教えてもらえる

相談窓口や相談所では、相談者の家づくりに関する希望条件をもとに、登録しているハウスメーカーや工務店を紹介してもらえます。登録している各社の特徴や強みから、おすすめの建築会社を教えてくれるでしょう。

展示場と相談窓口や相談所、どちらが理想の住まいに近づける?

新築で注文住宅を検討している場合は、住宅展示場に足を運ぶのがおすすめです。初めての家づくりだと、相談窓口や相談所だけでは具体的な住宅のイメージを膨らませるのが難しいでしょう。住みたい家を具体化するには、実際にモデルハウスを見学して、最新の建材や設備などに触れられる住宅展示場が向いています。

また、相談窓口や相談所のアドバイザーは建築士や営業担当者などの家づくりのプロではなく、マニュアルを持った社員の場合も多いため、複雑な相談だと対応が難しくなる点にも注意が必要です。
初めての家づくりで失敗しないためには、家づくりや土地探しの専門ノウハウを持っている住宅会社の家づくりのプロに直接相談をするのが、相談窓口や相談所のアドバイザーよりも安心できるかもしれません。

住宅展示場に行く前の事前準備

実際に住宅展示場を訪れる際にやっておくべき主な事前準備は、以下のとおりです。

  • 見学の流れを把握しておく
  • 持ち物を準備しておく
  • 理想の住宅をイメージしておく
  • 予算や希望条件、質問事項をまとめておく

住宅展示場は事前の準備がなくても受け入れてもらえますが、段取り良く見学して回ることができるでしょう。

見学の流れを把握しておく

住宅展示場でモデルハウスを見学する際には、以下の流れを押さえておくと良いでしょう。

  1. 見学したいモデルハウスを決める
  2. 見学予約を入れる
  3. 見学のチェックリストなど必要な準備をする
  4. 当日時間に余裕を持って現地に向かう

また、当日の流れも把握しておくとスムーズに進められます。

  1. センターハウス(インフォメーション施設)で場内マップをもらう
  2. モデルハウスでアンケートを記入する
  3. 営業担当者にモデルハウスを案内してもらう

住宅展示場の見学予約をする

もちろん、住宅展示場は予約なしでもモデルハウスを見学できますが、待ち時間が長くなったり、営業担当者が不在だったりする可能性があります。突然行くと、住宅展示場自体が定休日の場合もあるかもしれません。

住宅展示場ではさまざまなイベントやセミナーも開催されていますが、日によって内容が異なります。見学の際は、あらかじめ公式ホームページなどを確認して日程を決め、予約しておくのがおすすめです。

持ち物を準備しておく

住宅展示場に行く場合は以下の持ち物を持参しておくと、見学する際に役立ちます。

  • 筆記用具・メモ帳(気になることを書き留めるため)
  • カメラやスマホ(許可を得て気になる場所の写真を撮るため)
  • メジャー(各場所のサイズを記録するため)
  • 大きめのバッグ(パンフレットなどを持ち運ぶため)
  • 動きやすい靴をはいていく

この他に、住宅展示場では長時間歩いたり、複数回靴を脱いだり履いたりするため、動きやすい服装に加え、履き慣れたスニーカーなどで行くのがおすすめです。靴を脱ぐ機会も多いため、滑りにくい靴下を選びましょう。

理想の住宅をイメージしておく

住宅展示場に行く前に理想とする住宅をおおまかにイメージしておくと、実際に叶えられる条件かどうかを判断しやすくなります。希望する設備が本当に必要なものなのか、などモデルハウスを見学しながら確認も可能です。はじめにポイントをはっきりさせておけば、見学の時間を有効に活用できるでしょう。

予算や希望条件、質問事項をまとめておく

見学に行く前に、ある程度の予算や希望条件、質問事項などをまとめておくのがおすすめです。モデルハウスを見ると、どうしても理想が高くなりがちですが、現実的に可能な予算や条件を決めておくと、見学しながらどのような家づくりができるかを具体的に考えられるでしょう。

家づくりで不安な点やわからない点をあらかじめまとめておくと、当日、担当者に質問して解決しやすくなります。

まとめ

住宅展示場に行って理想の家づくりに役立てよう

住宅展示場では、モデルハウスを見学して実際に住宅や設備に触れながら複数の建築会社を比較したり、家づくりに関する最新情報が手に入ったりするため、理想の家づくりに役立ちます。新築住宅を検討されている場合は、ぜひ一度住宅展示場へ足を運んでみましょう。

家サイトでは、全国の住宅展示場から気に入った場所を選んで見学予約が行えます。理想のマイホームを実現したいとお考えの方は、ぜひ住宅展示場へ足を運び、家づくりに役立ててみてください。

全国の住宅展示場検索と見学の予約はこちらから


監修・情報提供:福本 剛志 (設計事務所 アクア株式会社/二級建築士)
Ⓒ2025 Trail.inc
本記事はTrail(株)が記事提供しています。
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