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【第132回】注文住宅に風水を取り入れる方法とは?成功する秘訣と注意点

気の流れで運を呼び込む思想として知られる中国で誕生した「風水」ですが、新築で注文住宅を建てる際に、積極的に風水を取り入れたいと考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
運気は目に見えないものではありますが、間取りや家具を縁起がよい方角へ配置したり、色にこだわってみたりすることで、自身や家族の運気が上がることもあると言われています。この記事では、土地や間取りを考える際の、風水の取り入れ方について解説します。これから注文住宅を検討していらっしゃる方はぜひ参考にしてください。


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風水とは何か

風水とは、古代中国で生まれた「気」の流れを読み取り、環境と人間が調和するようにするための技術や思想を指します。風水の目的は、家の中に良いエネルギーを取り入れ、住む人々の運気を上げることです。特に注文住宅では、家の全体設計から細部に至るまで風水の原則を取り入れることが可能となります。

風水と家相の違い

風水と家相は似た概念に思われがちですが、実際には異なる点があります。風水は、中国で発祥したもので「気」の流れを重視する学問です。一方、家相は日本独自のもので、建物の位置や形状、間取りなどから吉凶を判断します。注文住宅では、風水も家相も利用可能なメソッドで、それぞれのメリットを活かしながら設計することが可能です。

風水を取り入れるポイント

風水は、家づくりにおける要素として、多くの方に採用されています。注文住宅において風水を取り入れる際の具体的なポイントを押さえれば、住み心地の良い家を作ることができます。以下では、土地探しから各部屋の配置まで、風水を取り入れるポイントを詳しく説明します。

土地探しのポイント

土地探しは、風水において非常に重要です。まず土地が平らで、水はけが良い場所を選ぶことが挙げられます。また、周囲に大きな湖や川があると、水の流れが運気を高めると言われています。一方、道路に囲まれている三角地など、形が凹凸している土地は避けるべきとされています。風水では、土地の形状が家全体のエネルギーを左右すると考えられており、土地探しに十分注意することが推奨されます。

間取りのポイント

間取りの設計も風水では重要な要素となります。リビングは、家の中心部に位置させると良いとされています。これにより、家族の集まりが良くなると考えられています。また、キッチン・浴室・トイレなどの水廻りは、採光と換気が良好な場所に設けることが吉です。風水によると、これらの場所が明るく清潔であることが、全体の運気を向上させる助けとなります。さらに階段は明るく、風通しの良いものを選ぶと良いでしょう。

玄関の配置

玄関は、家全体の「気」の入り口とされ風水では特に重要なスペースです。玄関は午前中に光が当たる位置に配置するのが最良です。これにより、朝の気が家全体に流れ込み、良い運気を呼び込みます。また、玄関には鏡を配置することも良いとされていますが、正面に配置することは避け、側面に置くことが推奨されます。こうすることで、鏡が邪気を反射させ、家の中に入ることを防ぐと言われています。

キッチンの配置

キッチンの配置も風水における重要な要素です。キッチンはトイレや浴室と対面しない位置に配置するのが吉とされています。また、火気と水気が近すぎないように、レイアウトすることも風水では重要とされています。こうすることで、料理を通じて家族の健康と繁栄が促進されると考えられています。さらに観葉植物をキッチンに置くことで、プラスのエネルギーを取り入れることができます。

寝室の配置

寝室は、家族の健康と休息に直結するため、風水で特に気を付けたい場所です。寝室は西日が入らない場所を選ぶと良いとされています。これにより、夕方から夜にかけての余計な熱や光を避け、快適な睡眠環境を整えることができます。また、寝室には大きな鏡を置かない方が良いとされますが、これは不安や疲れを反射させてしまう恐れがあるためです。風水では、寝室を心地よい空間にすることが最も重要で、観葉植物を置くなどしてリラックスした空間を演出すると良いでしょう。

風水を取り入れる際の注意点

注文住宅に風水を取り入れるには、注意する点がいくつかあります。ポイントを抑えて、理想の家づくりを叶えましょう。

凹凸の多い家の形

注文住宅を建てる際には、家の形状も風水の観点から注意が必要です。風水では、家の形に凹凸が多い場合、気の流れが不安定となり、運気にも影響を与えると考えられています。特に、L字型やU字型などの特殊な形状は避けた方が良いとされています。これは「分断された気」が家全体に悪影響を及ぼすためです。もしどうしてもこれらの形状にならざるを得ない場合は、観葉植物などで空間を遮断し凸凹部分を四角い部屋がいくつもあるようにみせることで、気の流れを緩和する方法もあります。

清潔感を保つこと

風水において、清潔感を保つことは非常に重要です。掃除が行き届いていない場所やホコリがたまっている場所は、悪い気が溜まりやすくなるとされ、その影響で家全体の運気が低下してしまいます。特に玄関は家の「顔」とも言える場所なので、常に清潔で明るく保つことが大切です。鏡を置く場合も、その表面をきれいに保つことで良い気を迎え入れる効果が高まります。また、鬼門にあたる場所は定期的に掃除し換気を行い、観葉植物を置くことで悪い気を払う工夫が求められます。

家具やインテリアの選び方

風水を取り入れる際、家具やインテリアの選び方にも気を配ることが大切です。家具の配置は気の流れに影響を与えるため、無理な配置を避け、自然な動線を確保するよう心掛けましょう。さらに、過度に大きな家具を置くことは空間を圧迫し、悪い気を発生させる原因となるため、適度なサイズの家具を選ぶことが望ましいです。色合いも風水では重要な要素で、風水に基づいた配色を意識することで、運気を向上させる効果があります。また、家相を意識しつつ、鏡を適切に配置することで、視覚的な広がりを持たせると同時に、良い気を引き込む助けとなります。

まとめ

風水のポイントは参考程度にし、家づくりを始めよう!

家を建てるときに風水を取り入れる際は、運気の上がる土地や間取りにこだわりたくなるかもしれません。ただし、土地によっては、風水的によい間取りを満たせない場合も出てくる場合があります。例えば、玄関を風水的に良いとされる東や南東に配置したくても、結果的に生活が不便になってしまうケースも考えられます。その際は、明るい照明をつけるなどで工夫をすると良いでしょう。照明は、人感センサー付き照明ではなく、24時間つけっぱなしにして明るくするのも選択肢の一つです。また、壁紙を明るい色にするのもおすすめです。風水には、昔の言い伝えなども含まれているため、参考程度に家の間取りに取り入れるのがおすすめです。よい間取りを考えていると、結果的に風水的によい間取りになることもあります。

まずは「家サイト」を活用し、ハウスメーカーへの間取りから相談をしてみるのもおすすめです。さらに住宅展示場で、家づくりのご要望や予算を比較して、最適な住宅会社を探してみましょう。

 

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監修・情報提供:福本 剛志 (設計事務所 アクア株式会社/二級建築士)
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本記事はTrail(株)が記事提供しています。
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