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家づくり最新コラム

【第105回】 オンラインでは分からない!展示場見学のポイント。

コロナ禍で住宅を検討される皆さんが利用するようになったのが、オンラインサービスではないでしょうか?各住宅メーカーも感染症対策として、住宅展示場の見学など事前予約制やオンライン相談を受け付けている会社も多くなってきています。今回は、そんなオンラインサービスを活用しつつ、実際に展示場見学をする上でのポイントについてお伝えします。

【1】オンラインを活用した家づくり

「バーチャル展示場」はご存知でしょうか? 24時間オンラインでパソコンやスマートフォン等から見学ができる住宅展示場のことです。実際にある展示場のモデルハウスを、オンライン上で映し出し、展示場内を歩き回るように見学できるサービスです。家にいながら時間に縛られずに何度も見学ができるというのが魅力です。今までは休日などに1日かけて住宅展示場巡りをしていたところが、平日や夜間でも比較検討ができます。


バーチャル展示場だけでなく、オンラインで個別に相談を受け付けている住宅メーカーも多く、自分の予定に合わせて気軽に家づくりの相談が可能です。モニター越しに住宅メーカー担当者さんとお話することができるので、緊張感も少なく、wifi環境さえあれば、スマホやタブレット等でご自宅に居なくても利用できます。その他には、住宅展示場の建物紹介だけでなく、実際に住んでおられる施主様のインタビューをオンライン上で発信している住宅メーカーもあります。実際のお施主様からのお話は、家づくりの参考になりますので必見です。

★住宅展示場ガイド「家サイト」では、中立的のアドバイザーによるオンライン講座や個別相談ができる「家サイパートナー」を無料でご利用頂けます。
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【2】オンライン見学のメリット・デメリット

時間や場所を選ばない、便利なオンラインでの家づくりですが、使うタイミングなどによっては物足りないと感じてしまうこともあるかもしれません。オンラインで見学する場合のメリット・デメリットについてお伝えします。



<メリット>
・遠方でも、場所を問わず見学可能(展示場に行かなくても見学できる)
・時間などに縛られず自分たちのペースで見学できるので効率的
・たくさんのモデルハウスを簡単に見比べられる
・感染症対策の意味でも安心して見学できる

<デメリット>
・通信状況によってはストレスになる
・モニターの性能によって見え方が左右される
・実際のサイズ感や雰囲気が伝わりにくい
・バーチャル展示場の場合などは、直接担当さんと話ができない場合がある


 オンライン見学では実際にその場に行かなくても見学できるなど便利なこともありますが、住まい心地といった感性に訴えかけるものを感じにくい不便さもあります。そこで、皆さんの住宅検討のステージによって使い分けるのがよろしいかと思います。

使い分けのポイントとして、最初の情報収集の段階では「オンライン」、興味のある住宅メーカーをある程度決めた後に「リアル見学」がおすすめです。検討始めの段階では、必ずしもリアルな展示場に行かなくても、オンライン見学や相談などで大まかに気になった住宅メーカーの特徴や傾向を掴むことができます。例えば、構造の方法やデザインコンセプト、価格帯などは、オンラインでも十分に検討することができます。つまり、最初の検討段階ではオンラインで幅広く情報収集を行い、その後にリアル見学をすることで効率良くお目当ての住宅メーカーのみを検討することが可能になります。

まずは、オンラインで気軽にモデルハウスを見学してみたいという方は、住宅展示場ガイド 家サイトの「バーチャル展示場」をご利用してみてください。

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【3】実物を見るから分かること、展示場見学で見るべきポイント

オンラインだけでは実際の家の特徴やサイズ感などは分かりません。リアルな住宅を体感することで分かることも数多くあります。ある程度、住宅メーカーをしぼった後には、ぜひリアル展示場へ行ってみましょう。ここでは、実際に見学する時に見るべきポイントをお教えします。



<リアル展示場ならではのポイント>

・営業担当者から直に話を聞ける
実際にリアル展示場では、営業担当者から直接話が聞けるのがメリットです。家づくりは人と人とのコミュニケーションで作りあげます。ですからその住宅メーカーの営業担当者との相性は非常に重要です。オンラインではなく実際に会うことで、自分達だけでは気が付かなかったことも見えてきます。ご自身の中の潜在的な要望に気づかせてくれたり、過去に担当したお客様とのやり取りで良かったことなども何気ない会話の中から見つけることができるかもしれません。


・事前予約がオススメ
実際に見学する際には「事前予約」がオススメです。予約することで、原則待たずに案内してもらえます。混みあった時間帯を避けて見学できるので、感染症対策にもなりますし、担当者に質問しながら、じっくり見学できます。効率よく見学するには事前予約をしてみましょう!また予約の際には、当日何を確認したいのかを事前にアンケートなどで答えるような仕組みになっている場合が多く、目的をはっきりと持つことで、限られた時間の中でより効率的に見学をすることができます。

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・見学時はオンラインでは分からないサイズ感などをチェック
では実際に見学した時には、どのようなことを確認したらよいのでしょうか? やはりオンラインでは確認できなかった感性に訴えかける部分になります。具体的には部屋の広さの感じ方や、居心地の良さや、断熱などの快適性など。モデルハウスの中を歩いて見学するだけでなく、実際にその家に住んだ気になってリビングのソファでくつろいだり、寝室のベッドに腰をかけてみるなど、触れることでその住まいを体験してみてください。
合わせてご家族同士でもどう感じるか話し合うことで、その後の間取りの打ち合わせがスムーズに進みます。例えば、リビングの広さやお風呂の大きさ、トイレのスペースなど、細かいことの積み重ねですが、大事なポイントになります。広さの感覚については、今まで生活してきた家を基準に考える傾向が強いですが、家に望む広さや機能はご夫婦でも違いが数多くあるかと思います。お互いにどう感じたかをその場で共有してみてください。
また、営業担当者からその空間のポイントを確認するのも見学する上で重要です。

オンラインでは分からない、ご家族それぞれの要望や感覚の違いをリアル展示場で確認することが、家づくりの成功の秘訣です。



家づくりを検討するステージごとで、それぞれ見学の方法を変えることが、効率の良い展示場見学のポイントになります。オンラインは様々な情報収集の手段の1つとして活用しましょう。情報収集からある程度、住宅メーカーを決めてご自身の目で実際に住まいを体感いただくことが、より良い住まいを建築する一歩になるかと思います。

住宅展示場などで、専門家の意見や話を聞くことで、より一層理想の住まいづくりに近づきます。まずは事前予約をして最新の住まいが建ち並ぶ、住宅展示場にお出かけしてみませんか。
 

 

 


監修・情報提供:金内 浩之 (一級建築士)
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