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家づくり最新コラム

【第8回】 子ども部屋新発想!ママに優しい間取り術

2013年12月

子ども部屋新発想!ママに優しい間取り術

 ここ数年「子ども」や「子育て」をキーワードに大手ハウスメーカーが力をいれて住宅の開発などをしている他、 キッズデザイン賞などの子どもにとって有益なプロダクトに対するアワードの活性化など、 政府や企業のあらゆる人達が「子育て」や、「子ども」に関心を寄せています。ポイントを知って、子どもと家族が幸せに暮らせる家づくりをいたしましょう。

1 - 子育て間取りの基礎知識

子育て間取りのポイント

 子育て間取りは、子どもにとって有益な設計であることはもちろんですが、ママにとっても子育てし易い間取りであることが大切です。

  • ・ポイント1  家事が効率よくできる間取りであること。
  • ・ポイント2  こどもの健康や安全に配慮した間取りや建材であること。
  • ・ポイント3  こどもの才能を伸ばす間取りであること。
家庭内の事故

 乳幼児における家庭内の事故は、(図1)からも分かるように交通事故よりも多く、また大人が注意深く見守りをしても、事故は一瞬にして起こるので設計の段階で気を付けることが非常に重要です。
 また、間取りによって日当たりや換気が悪いとカビなどが生え喘息やアレルギーの原因となることがありますので注意しましょう。

【図1】主な不慮の事故の種類別にみた死亡数の年次推移(平成7〜20年)
安心・安全の子育て建材

 前述のように家庭内は意外と危険が潜んでいます。その為、安心・安全に配慮した建材などの商品開発が各企業で進んでいます。
 例えば、浴室に乳幼児が誤って入り溺死する事故の防止の為の入口のチャイルドロックや、各部屋の扉による指詰め防止機能、また壁の素材などでも空気の調湿機能がありクリーンに保てるものなどいろいろあります。
 詳しくはキッズデザイン賞のホームページでご覧いただけます。

「キッズデザイン賞」 http://www.kidsdesignaward.jp/2013/

2 - 家事を楽にする間取りの秘訣

家事動線を考える

 家事動線とは、家事を行う時の人の動きのことで、炊事、洗濯、掃除、ごみ出しなどがスムーズに効率良く出来る様な位置関係に設計をすることをお勧めします。
 家の中なので大した距離ではありませんが、階段の昇り降りなども含めて毎日のことなので、配慮されていると時間短縮やストレス改善に役立ちます。
 具体的には、図2のように、水周りをなるべく集約したり、洗濯⇒収納の流れをスムーズにしたりすることなどができます。

【図2】家事楽間取り
収納計画を考える

 「住まいの不満に関するアンケート」で30年間連続1位なのが収納です。
 設計の段階では、ある程度収納を確保しておけばいいだろう、ということで大まかにしか計画されないケースがほとんどですが、収納は単に面積を確保すれば良いというものではなく、使う場所の近くに収納場所を設置すること、出し入れがしやすい棚などを設けるなどの形状の工夫が大切です。
 また、その人のライフスタイルによって持っているものが異なる為、ひとりひとりに合わせた収納計画が必要となります。例えば、サーフィンが趣味の方はボードの収納場所が必要ですし、掃除機はロボット掃除機を使っているという方は置き場所に充電用電源が必要と様々です。
 面倒でも全ての持物をリストアップして何処にどのように収納するのかシミュレーションすることをお勧めいたします。

3 - 賢い子どもが育つ間取り

 今後、補助金関係、売電買取価格は、設備機器の低額化に伴い、縮小傾向にありますが、まだまだ様々な補助金がありますので賢く利用されることをお勧めします。2015年度以降の補助金については、来春ごろ各普及協会のホームページ上で発表されます。

回遊性や空間に変化を持たせる

 子どもは身体も脳も成長期なので、五感を刺激し身体感覚を鍛えることで脳も活性される為、空間に変化をもたせることが1つ目のポイントです。
 具体的には、吹抜けを設けて3次元的な空間に変化をつけたり、行き止まりの無い回遊できる空間をつくるなどすると良いと言われています。
 子どもは何故かぐるぐる回れるところが好きですよね。

【図3】回遊性のある間取り
リビングで勉強できる環境をつくる

 子ども部屋にこもって勉強するよりも家族の気配を感じるリビング付近で勉強することで適度な生活音が五感に働きかけ、脳の活性に良いようです。
 リビング付近というと一般的にダイニングテーブルで勉強しがちではありますが、正しい姿勢で勉強する為に、また食事をする場所とはちゃんと分ける為にもワークスペースを設けることをお勧めいたします。
 また、それに伴い収納場所の確保も大切です。勉強道具はどうしても散らかり易いので付近に設けるようにいたしましょう。

【図4】リビング付近のワークスペース
コミュニケーションのきっかけづくり

 日本人の住まいは、古くは襖1枚で家族の気配を感じられるものでしたが、戦後西洋式の住宅の形式が取り入れられ、子供に個室が与えられるとその結果、家族と会話もせず自分の部屋に引きこもる子どもが増えたと言われています。
 欧米人の様に普段からスキンシップなどのコミュニケーションを取る文化には個室はいいですが、そのようなコミュニケーションを得意としない日本人だと、個室=孤室となりやすいようです。
 親子のコミュニケーションがしっかり取れてこそ、子どもの成長が育まれますので出来る範囲で工夫しましょう。
 具体的にお勧めのプランは、家族全員が使える本棚「ファミリーライブラリー」の設置。家族がどんな本を読んでいるのか、お互いを知るきっかけや知識の共有など良い面が沢山あります。
 また、「リビングイン階段」は子どもの帰宅時に、個室に入る前に必ずリビングを通る為自然と挨拶やコミュニケーションが生まれます。

 いろいろな間取りの実例を見ることができる総合住宅展示場は家族の家づくりに大変役立ちますので、是非足を運んでみてください。

監修・情報提供:一級建築士 吉田美帆
© 2013 Next Eyes.co.Ltd
本記事はネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
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